ろ過方式の比較

比較項目 珪藻土ろ過方式 砂ろ過方式 カートリッジろ過方式
ろ過精度 1-3ミクロン 10ミクロン(凝集剤使用時) 25ミクロン(糸巻き型)
20ミクロン(プリーツ型)
耐濁度 10度 10度 5度
逆洗浄の有無
ろ剤 珪藻土 カートリッジ
ろ過助剤 使用不可 ポリ塩化アルミニウム
硫酸バンド等

使用不可

−ろ過方式の採用にあたって−弊社からの提案

  • 逆洗浄について
    • 愛媛県の公衆浴場設置等の基準等に関する条例では、「ろ過設備は、十分な逆洗浄を行うことができるもの」とされている。逆洗浄のできないカートリッジ方式では、カートリッジに雑菌が繁殖することが懸念されている。
      プール水や浴場のお湯等が衛生的なものでなければならないように、ろ過設備もまた衛生的なものを採用しなければならない。
    • ろ剤である珪藻土と捕捉した汚れ成分等を同時に排水する珪藻土ろ過方式は、捕捉したものと微量ろ剤を排水する砂ろ過機と違い非常に衛生的である。

  • ろ過精度について
    • ろ過精度が高ければ、同じ循環水量でも原水の濁度が下がる時間は少なくて済みます。

  • ろ剤とろ過助剤について
    • 珪藻土方式は珪藻土が食品添加物であるため、ろ過機に使用する程度なら人体にも影響がありません。最近では、シックハウス対策で珪藻土を使用することがあるくらいです。砂ろ過機では、ろ過精度を上げるために凝集剤がしようされますが、ポリ塩化アルミニウムや硫酸バンドは工業薬品です。

  • 今後の基準について
    • プールの水質基準や公衆浴場の水質基準は年々厳しくなっています。珪藻土方式を選んでおけば、使用するろ剤である珪藻土をより細かいものを使用すれば対応できます。

      したがって、綺麗で衛生的な水で管理しなければならないプールや浴場には、珪藻土方式をお奨めしています。

      ただし、温泉のように源泉にいろいろな成分が入っている場合は、源泉の性質まで変えてしまいますのでご注意ください。

      プールろ過機の採用は、JPAA((社)日本プールアメニティ施設協会)認定機器をお奨めします。


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